AI Teading - Teens自分の手でためすAI

2部 · 見て聞くAI

2.3

人を見分けるAI

カメラが顔に四角をえがけるようになったのは、2001年に出たあるやり方のおかげです。

H11 2001年の顔さがし機P4 ウェブカメラで見分ける

人を見分けるAI

実習 H11

顔を正面に向けてから、首をゆっくり横に回してみましょう。

首を回したとき、黄色い四角が先に消えましたね。青い点はもっと長くついてきます。

2001年のやり方は 正面の顔の形だけ を学びました。目のあるところがその下より暗い、鼻すじが両わきより明るい — こういうものをです。首を回すと そのつながりがくずれます。

どちらもなでていきます

ところで ここでもっと大事なことを見なければなりません。むかしのやり方がなでるようすを見る をつけてみましょう。

小さな四角が画面ぜんたいをなでて通っていきますね。2.2 で見たものとまったく同じです。 写真の上を小さな窓が一ますずつ動いていくこと。

明るく出ているところは いくつもの段かいを通ったところです。ところが画面のほとんどの場所は はじめの段かいで落ちます。 これが2001年のやり方が速かった理由です — ちがうと思ったらすぐにすててしまうのです。

いまのやり方も写真の上をなでていきます。ただ 何をさがすかがちがいます。どちらもなでるのですが、むかしのものは「顔の形」をさがし、いまのものは「点の場所」をさがします。

点の場所を当てる仕事

実習 P4

動画をかくして点だけ見る を押してみましょう。

動画を消すと点だけがのこりますね。AIがあつかっているのは この点だけです。

顔ひとつに点が478こです。目、口、あごの線にそって びっしりと打たれます。この点を と呼びます。

しせい に変えてみましょう。していることが同じですね。点の場所を当てること。

AIは「顔とは何か」を知っているのではありません。 点をどこに打てばよいかを知っているのです。それが見分けるということの正体です。

100%はありません

に変えて、どちらの手か どれくらい確信しているか を見てみましょう。100%ですか。

ちがいますね。見分けることは いつも です。「これが右手である見こみが87%」という意味であって、「右手だ」ではありません。

いまのやり方もまいてみましょう。顔を半分かくすか、明かりを消すか、うんと横を向いてみてください。いつかは見のがします。

いまのものがかんぺきなのではなく、もっとうまいというだけです。

次は音です

ここまでは目で見る話でした。ところがAIは音もあつかいます。

音は絵ではないのに どうするのでしょう。次のチャプターでその答えが出ます。答えはすこし思いがけないものです。

このチャプターのよりどころ

  1. 19 Viola & Jones, "Rapid Object Detection using a Boosted Cascade of Simple Features", CVPR 2001
  2. 21 Fujifilm, "FinePix S6500fd" press release and specifications (2006-07-13) — the first Fujifilm camera with face detection

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