わたしのAIの使い方の決まり
ここまで来ました。
写真が数だということから、学習がまちがえた分だけ直すことだということ、次のかけらを当てること、しみから絵をつくることまでです。
のこっているのはひとつです。わたしはAIをどう使いましょうか。
はじめに書いたことを覚えていますか
1.3 で からのカードに何かを書きましたね。10年後にAIが何をしているだろうか、と。
あのときはこの本をはじめたばかりでした。いま読み返すとどうでしょう。
決まりをつくるときに使う ものさし三つ
ここまで来るあいだに ものさしがひとつずつできました。集めてみましょうか。
ひとつ — 結果を自分でたしかめられますか
4.5 で立てたものさしです。
コードは動かせばよく、文は読めばよいのです。ところが ない本のあらすじは図書館をさがし回らなければならず、今日のクラスのできごとは たしかめる方法がありません。
たしかめられないことをたのんで その答えを信じること が いちばんあぶないのです。
ふたつ — まちがったときに責任を取る人がいますか
6.1 で立てたものさしです。
AIに文句を言うことはできません。ばつをあたえることもできません。まちがったときに直せる人がだれなのか を先に決めておかなければなりません。
みっつ — 自分でしないと のびないことですか
これは新しいものさしです。
計算機があっても かけ算は習いますね。どうしてでしょう。
自分でしてこそのびるもの があるからです。文を書く力、問題をときあげる力、まちがえたときにやり直す力です。
AIが代わりにしてくれれば 結果は出ます。ところが 自分の力はのびません。
それでこう分けてみましょうか
| 例 | |
|---|---|
| まかせてもだいじょうぶ | 長い文をまとめる、文を整える、下書きをつくる、コードを動かしてみる |
| 気をつけて | 事実をさがす、人に送る文、人を評価すること |
| 自分でしないとのびない | はじめに考え出すこと、どうしてそうなのかを説明すること、まちがいを見つけ出すこと |
これはこの本が立てたものさしです。 人によってちがってかまいません。
では 三行を書いてみましょう
上の実習にもどって わたしの決まり三行 を書いてみましょう。
まかせてよいこと
自分でしないとのびないこと
使う前にかならずたしかめること
人が決めた決まりは なかなか守られません。だから自分で書くのです。
書きおわったら ファイルとして持っていく を押してみましょう。
これからどうなるでしょう
1.3 で見ましたね。人の予想はよくはずれました。 できないと言われていたことをなしとげたり、もうすぐできると言われていたことに何十年もかかったりしました。
ですからここに書くこともまちがっているかもしれません。それでも いままで見てきたことから これくらいは言えます。
AIがもっと上手になること — いましていることを もっと速く もっと正確に。文、絵、音、コードのように うまくいったかをはかれる仕事 です。
人がしつづけなければならないこと — 何をするかを決めること、どうしてそれが大事なのかを言うこと、まちがったときに責任を取ることです。
はじめのものは 答えをつくる仕事 で、あとのものは 問題を決める仕事 です。
AIは答えを上手につくります。何を聞くかは まだ人が決めています。
さいごに
この本はAIに気をつけろと書いたものではありません。
何なのかを知って使いなさいと 書いたものです。
知らずに使えばすごいものに見え、知って使えば道具に見えます。道具はこわいものではありません。ただ うまく使うには知らなければなりません。
ここまで来た人は もう知っています。